誰かに提案されたとき、すぐに「Yes」や「No」とは言えないこと、ありますよね?
そんなときにぴったりなのが “I’ll think about it.”(アゥ・スィンカバウディッ)🌿
やわらかく返事を保留できる、ネイティブがよく使う自然な表現です。
今日はこのフレーズの使い方と、“I’m thinking”“I think” の違いも合わせて紹介します。
フレーズ説明
“I’ll think about it.” は直訳すると「それについて考えます」。
でも実際の会話では、「ちょっと考えておくね」「検討してみるね」というやわらかい保留の返事としてよく使われます。
💡ニュアンスとしては、
「今すぐ決めないけど、ちゃんと考えるわ」
「あとでちゃんと考えてみるね」
という丁寧でやさしい印象の言い方です。

例文で学ぼう
例文1
🗣️ A: Do you want to join us for the trip?
(ドゥユワナ ジョイナス フォダ トリップ?)
→ 旅行、一緒に行かない?
B: Hmm… I’ll think about it.
(アゥ・スィンカバウディッ)
→ うーん、考えておくね。
例文2
🗣️ A: Will you buy it today?
(ウィユ バイッ トゥデイ?)
→ 今日それ買う?
B: I’ll think about it. I’m not sure yet.
(アゥ・スィンカバウディッ。アムナッ シュア イェッ)
→ 考えておくわ。まだわからないの。
例文3
🗣️ A: What did you decide about the new job?
(ワディジュ デサイダバウッ ダ ニュージョブ?)
→ 新しい仕事、どうするか決めた?
B: I’ll think about it a bit more.
(アゥ・スィンカバウディッ ア ビッ モァ)
→ もう少し考えてみるね。
文法ポイント
💬 文型
この文は 第1文型(S+V) です。
主語(I)+動詞(will think)で「私は考えるつもり」という未来の意志を表します。
💬 “考える” の3つの使い分け
フレーズ 文法 意味 ニュアンス
I’ll think about it. 未来形 これから考える 「あとで考えるね」
I’m thinking about it. 現在進行形 今考えている途中 「今、考え中だよ」
I think about ~. 現在形(一般動詞) 習慣的に考える 「よく〜のことを考える」
🪞 “I think about ~” は、「私は普段〜をよく考えるタイプです」という行動の習慣を表す表現です。
この場合は be動詞ではなく、一般動詞 think を使うのがポイント。
例:
🗣️ I think about my family a lot.
(ア スィンカバウ マイ ファミリ ア ロッ)
→ 私はよく家族のことを考えます。
これは「私は家族のことをよく考える行動の習慣を持っている」という意味になります。
💬 “it” の部分は他の名詞に置きかえられます
“I’ll think about it.” の “it” は、「それ(=そのこと)」を表しています。
つまり、考える対象を指すので、ほかの名詞や名詞句に置きかえることもできます。
🗣️ 例文で見てみましょう👇
👉 I’ll think about the job.
(その仕事について考えておくね)
👉 I’ll think about your offer.
(あなたの提案について考えておくね)
👉 I’ll think about what you said.
(あなたが言ったことを考えてみるね)
💡 “it” のままだと「ざっくりした返事」になり、
名詞に変えると「より具体的な返事」になります。
相手との距離感や状況に合わせて、うまく使い分けてみましょう✨
ワンポイント発音コツ
I’ll” の発音
「アイル」ではなく短く「アゥ」に近い音で、
最後の “l” は舌の先を上の前歯の裏(歯ぐきのあたり)に軽くつけて止める感じにします。
👉 下を上の歯に“ちょん”と当てるくらいでOKです。
(この舌の動きが “l” の柔らかい響きになります)
“think about it” の発音
単語をつなげて「スィンカバウディッ」となめらかに。
“about it” の “t” はほとんど消えるように発音します。
🎧 リズムで言うと:
アゥ・スィンカバウディッ(I’ll think about it.)
まとめ
“I’ll think about it.” は、相手の提案にすぐ答えを出さず、やさしく返したいときに使える便利なフレーズ。
そして、英語で「考える」はシーンによってこう変わります👇
状況 英文 文法 意味
これから考える I’ll think about it. 🔹未来形(will) これから考えるつもり
今考えている I’m thinking about it. 🔹現在進行形(be+ing) 今、考えている途中
よく考えるタイプ I think about ~. 🔹現在形(一般動詞) 習慣的に考える
💡ポイント:
“I’ll think about it.” の “I’ll” は “I will” の短縮形で、
この will が「これから〜するつもり」という未来の意志を表します。
つまり、
🔸「これから考えるよ」という未来の気持ちをやわらかく伝える表現✨
これが最も自然で丁寧な「考えておくね」の英語表現です🌿


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